「自然界の秘められたデザイン」 イアン・スチュアート

物心ついたときから自然のなかの形や模様に惹かれてきた著者が解き明かす、「自然界のデザインの原理とパターン」。著者のイアン・スチュアートは、イギリス・ウォーリック大学の数学教授であり、サイエンスライターでもある。砂丘、波、動物や貝殻の模様、遺伝子や分子など様々な形やパターンを取り上げて話を進めていくが、本書では、「雪の結晶」を中心的なモチーフとして登場させ、なぜあのような不思議な形になるのかというテーマが縦軸として全体を貫いている。