2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「月と少年」エリック・ピュイバレ

月を題材にした絵本は多い。和田誠「ぬすまれた月」、オルセン「つきのぼうや」など。それらの中から僕の選ぶ1冊は、この「月と少年」。 ティモレオンは、「月のみちかけ屋」の試験に合格し、大喜び。「みちかけ屋」というのは、毎晩月に大きめの布を被せて…

「ガラスのジゼル」ベアトリーチェ・アレマーニャ

ある日、ガラスの子が生まれた、名前はジゼル。彼女は透きとおっていた。美しい彼女を一目見ようと、世界中から人がやって来た。ただ、彼女は透きとおっているため、ジゼルの考えは、水中を漂うように頭の中をぷかぷかしていた。だから、みんな彼女の心を読…

「ルイーザ・メイとソローさんのフルート」ジュリー ダンラップ&メアリベス ロルビエッキ/作 メアリー アゼアリアン/絵 長田弘/訳

「若草物語」で有名なルイーザ・メイ・オールコットの子供時代のお話。ルイーザの父は教育者で、学校の先生であったが、教育方針に不満を持つ生徒の父母の反対で、学校経営が破綻する。それで、オールコット一家は、1840年、マサチューセッツ州コンコードの…