「白夜の旅から」 森麗子 

本書は、刺繍作家の森麗子さんが北欧の国、デンマークノルウェースウェーデンフィンランドを訪れ、その時見た風景をファブリック・ピクチャー(糸と布の絵)に紡いだものです。ファブリック・ピクチャーとは、刺繍や織りを自由に組み合わせる糸と布の絵で、糸独特の風合いが醸し出す柔らかさが魅力のアートです。「リーベ河沿いの古い古い町」「船で行く白夜の国」「バルト海の大きな市」など美しいファブリック・ピクチャーが収められています。後半は、この旅の「日記」が写真と共に綴られています。